はや彼岸も明けぬれば日に日に秋の氣配が感じられし今日この頃ですが、秋の長雨の久しきを見るにつけ、愈々夏も遠くなりにけりと思うところであります。
しかし、そうかと思えば思い出した様に晴れた時は未だ暑さ厳しき折、窓を開ければ蚊も飛來するところ、思えば夏服を以って秋分を過ごしておりました。
折しも先日は中秋の名月を愉しんでおり、四季折々の風物は日本人の心のふるさとと改めてその素晴らしさを感じ、つくづく「日本人でよかった」と風流に耽っておりました。
事の詳細は別ブログにて…。

過ぎ行く夏に感謝を
さてそんな十五夜も過ぎぬる今日この頃、俄かに雨が上がったタイミングもあり、この夏の御礼參りに出掛けました。
今年の夏も無事に終え、休みには温泉旅行に行く事も出來、樂しい夏を過ごせた事に對しての御礼を申し上げに、お昼休みを利用して近所の神社へ行って參りました。

やはり神社の境内は良いものです。
銀杏が落ち始め、その獨特な臭氣がありますが草木と土のある神社の境内では都會に居乍らにして澄んだ空氣を感じる事が出來ます。
日本の神様の宿る自然の趣きを感じ、俄かに高まる清心の氣持ちを以ってお參り致します。
こう云う事が當たり前の様に出來るのは日本人の持つ類稀な能力なのだと思います。

今日も蝉の声を聴きました。
秋の虫の声が毎夜の様に聞こえてきますが、まだ夏の残照が有ったかの様です。
氏神様近くの富士塚にも詣で、今夏の旅の無事の御礼を致しました。
今こそ、おかげ様での氣持ちを
何事も「おかげ様で」と考えると日々の樂しい出來事、嬉しい物事にも殊更にありがたみを感じる事が出來、更に多幸感を得る事が出來ます。
夏を樂しんだ事、澤山の思い出と共に確かに樂しいひと時を過ごしたのでありますから、これは神様の御利益だと思って然るべきなのかと思います。
もしかしたらそうした事が出來なかった未來も有り得た訳でありますから、そうならずに濟んで夏を満喫出來た事に感謝致しましょう。
そして自分の出來る御礼や感謝の氣持ちを顕してみると心豊かに過ごせて宜しかろうかと存じます。
昨今、社會は荒廃しておりますから旅先でのトラブルや問題或いは諍いや争いに發展する事など最早日常茶飯事の如くあります。
一寸インターネットに目を向ければ敵愾心や心の暗轉を煽る様な諸々の記事を見かけます。
日本人にとって大切な「和」を乱さんとするものばかりを發信している意圖、或いはその事件を實際に起こす数多の存在は我々をして愈々その精神を荒廃させんとする邪惡な思惑を感じずにはいられません。
そうしたものに遭遇せず、心穏やかに樂しい思い出が出來た夏に感謝する事は至極當然と思うところであります。
夏の思い出を一寸だけ
この夏は例によって温泉に行って參りました。
鈍行の列車に乗ってのんびりと…。

愛用のポリ茶瓶。旅情豊かな車窓に目的地への思いを馳せ、心の躍動を感じるは即ち、旅に相應しき移動のひと時。
緑深き山の新鮮な空氣、降り注ぐ蝉の声、特に今年もヒグラシの音色を愉しめた事、夏の風情の心しみる郷愁。
多くの人の深層心理にあるかの如き情景に日本人の心のふるさとを感じ、大いなるリフレッシュを致した次第。
この出來事があった事自軆がとてもありがたい事だと思うのであります。

そしてこの素晴らしき時間が台無しにならなかったと云う事もまた稀有な事ではないでしょうか。
無事に旅を終える事が出來たのには只々感謝の氣持ちで一杯なのであります。

何かにつけて「これが出來てよかった」「こうならずに濟んでよかった」と思うと日々の暮らしも自然と幸せを思う事が出來るものです。
そうした事の積み重ねが豊かな心を生み出すのだと思っております。
豊かな心があれば更なる幸せを感じる事も出來るでしょうし、他人の不幸に繋がる當事者にならずに濟むのであります。
また豊かな心が無ければどんなに良き時間を過ごしても餓鬼界の如く渇望に飢え、不幸な行く末が待ち受けているものです。
只無事であった事の無理
こうして樂しく過ごせたのも「只無事であった」と云う事に他なりません。
その無事とは即ち無理な事なのかもしれません。
何か人知を超えたものの力によって無事が得られていると考えているからです。
もしこうした無事を祈るのであれば、それはとても無理を願っているのであるからして、それを可能ならしめた神様なり仏様なり各々の信仰の對象に御礼を申し上げ、感謝をする事は全く以って當たり前の事だと思っております。

何か良くしてもらったら、ちゃんとお礼を言うのは「當たり前田のクラッカー」なのであります。
殊にそうした祈願は神様なり仏様等に無理を言っている事に他ならないので、もし何か自分にとって良い事があれば、それは實に「有り難い」事なのであります。
その氣持ちを忘れないと、日常がもっと樂しくなる事でしょう。
少なくとも私はそうなのであります。





















































