一人を楽しむブログ

孤独ならぬ御一人様を愉しむ為の備忘録。

リメイク罐作り

今週のお題「おうち時間2021」

 

はや聯休になりぬれば今年も家でゆっくりと寛いで過ごす事に致しております。

別に外に出なければ樂しくないと云う事は無いのであります。

おうちの中でも工夫次第で普段中々出來ない事を大いに愉しめるのであります。

 

去年の丁度今頃は手作りのホームバーなんぞを作っておりましたが、今年は一寸した小道具を作ってみました。

空き罐が出來たら…

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割とよく見かける紙巻き罐

斯くの如く罐に紙が巻いてあるタイプの罐詰はとても便利です。

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紙を剝がせば綺麗な金属地

中身を食べ終えたらこの通り表紙となっている紙を綺麗に剥がします。

するとこの様な光沢を放つ無地の金属地が出て參ります

これだけでも充分に利用し得るのですが、折角の「リメイク罐」なれば少々お洒落に致したいトコロであります。

 

さあ、作ってみよう!

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切り口はしっかりと処理しましょう。

先ずは罐の切り口ですが、その儘では鋭利で指を切る恐れが有るのでこの様にプライヤーやペンチ等で内側に折り曲げて潰してしまいます。

今回は實感的に汚してみる事に致しました。

是を俗に「ウェザリング」と云うのであります。

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加減に注意!

この様に瓦斯火で焙ってしまいます。すると罐の表面が焦げてきます。

やり過ぎると眞っ黒になってしまうので加減が重要です。

また、臭氣が發生するので換氣に氣を附けましょう。
言う迄も無い事ですが表紙の紙は完全に取り除きましょう。引火すると危險です。

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流水で冷やす之圖

適度に焼き色が附いたら水道の水で冷やします。

罐はかなりの高温になっているので火傷に注意します。

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一氣にアンティーク調に

デズニーランドの某アトラクションの片隅に轉がってゐそうな古びた感じの罐になりました。

更に使い古した感じを出す為に、この状態で玄能等で叩いて表面を凸凹にするのも面白いでしょう。

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縁に絶縁テープを巻き附けます。

折角なので蓋が閉まる様にしようと思い、まずはこの様に罐の縁にビニールテープを巻き附けます。

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ポテトチップの蓋がピッタリフィット!

するとこの通りプラ製の蓋がぴったりとハマる様になりました。

この蓋は圓筒形の容器に入ったポテトチップの蓋です。

この大きさの罐にはカルビー製のポテトチップの蓋が巧くハマるのです。

遊びがある場合はビニールテープを幾重か巻き足すと良いでしょう。

流石に密閉容器の様に厳封は出來ませなんだが、蓋が有るのと無いのとでは大分違ってきます。

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折角だから、俺はこの罐のラベルを作るぜ!

最後に仕上げとしてラベルを自作して完成であります。

一寸小洒落て英文入りラベルを作りました。

 

(すっかり忘れてしまった英作文の知識を掘り起こす為に高校時代の授業で使っていた文法書を逐一見乍ら作った事を誰も知らない…)

クリエイティブ、ユースフル、アーンドリサイクル

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さて、中に何を入れようか…?

材料は至って入手し易い物であり、どうせ空き罐になったら資源ごみの日に集積所へ出してしまうのですから、氣輕に樂しめます。

 

一寸した物を入れておくのに結構便利なのであります。

こうした小物を入れる容器は既製品が数多流通しておりますが「オリジナル」と云うトコロが良いのです。

 

先のココナッツの記事にて記しましたが「入れ物」に面白味が有ると不思議な事に氣分が樂し氣になって參ります。

何の変哲もない容器に入れるか、或いは思い入れの有る面白い入れ物を使うかで樂しさは大きく違ってくるのです。

 

材料費がほとんどかからず、専門的な道具も多くは必要としない上に、万一失敗しても元が捨てる物なので氣樂に出來ます。

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色々に工夫して集めてみるのも樂しいものです。

罐の表面を色々に工夫してみると作風の巾は廣がります。

また、罐の大きさに合う蓋を取っておくのも宜しいでしょう。

プラ製の蓋はワンカップの物から別の罐詰(フルーツ罐や中華調味料等)の物を流用出來ます。

罐の形状も様々な種類が有りますので、各自創意工夫を以って獨創的なリメイク罐をつくってみると面白いものであります。

 

折角家に居る時間が長く、且つ何かに打ち込める状態にあるのであれば、こうして一寸した工作を愉しんでみるのも宜しいかと存じます。

執念のくり抜き

先日、近所の八百屋で面白い物を賈って參りました。

それがこちら…

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ココナッツ

加工されている品物はしばしば目にするのですが、實がそのまま丸ごとと云うのは初めてです。

値段も比較的廉価だったので賈ってみました。

 

しかし、何分にも初めて手にする果物なので、その食し方は色々に調べ乍らまさに手探りの様相を呈していたのでありました。

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とりあえず、ウマウマジューシー!

よく見かける中の汁を飲んでみる之圖であります。

頂部に錐で穴を開けてストローを挿して飲んでみます。

なるほど甘く獨特の風味を持つココナッツウォーターであります。

苦難の始まり

さてここ迄は割と樂に出來たのでありますが、問題はこの先です。

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ノコギリで切り開く之圖

このココナッツの外皮はとても堅く、こうして切り開くのは容易ではありませんでした。

鋸道を深く附けて金属製のヘラを挿し込み玄翁で打ち付け、梃子の要領でパカっ…となんとか開ける事が出來ました。

DIYで使う道具箱から工具を幾つか持ち出して果物を食べるのは初めての軆驗です。

 

件の八百屋で働いている東南亞細亞某國出身のアルバイトと思しき方に訊いてみると、本國では岩に叩きつけて粉々に砕いてしまう様です。

兎に角、ココナッツを食べるのは力尽くだとか…。

流石にそれは真似出來ませなんだが、この通り白い果肉が詰まっているのです。

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こうして見ると旨そうなのだが…

この中身を加工した物が俗に「ココナッツミルク」と言われる物で私も時々お世話になっているのですが、折角の生の椰子の實なのでそのまま食べる事に致しました。

なんでもこの實にはアンチエイジング効果とやらが豊富にあるらしく、肌もすべすべになるとか……。

 

ところが……

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すごく…硬いです……。

一見すると柔らかな感じに見える果肉ですが非常に硬いのです。

取り出すだけでも一苦労なのであります。

 

そのまま食べると何とも特異なクセが有り、不思議な感じのする食感と味でありますが、個人的には惡くないと思っております。味はそんなに甘くありません。

我が愛刀、関孫六で切れ込みを入れ乍らスプーンやバターナイフ、果てはお好み焼きのヘラ等を使い少しずつほじくり返してはシャリシャリと食べていきます。

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兎に角、根氣の要る作業

 

遂にきた…!

そんな事をしつゝ、数日が過ぎ…

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遂に全部の實を取り出したぞー!

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自分で自分を褒めてやりたいところだ~♪

先に述べた通り、粉砕してしまえばもっと樂に實を取り出せるのですが、敢えてそれをしなかったのには理由があります。

まずは實をくり抜いた後の外皮をよく洗います。

 

折角のココナッツなので、ちゃんと「ヤシの実洗剤」で洗います。

そしてよく水氣を切って乾かして…

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完成!!

この様に器の様にしてしまいます。

水を入れても漏れないのでこれからは器物として用いる事に致します。

私はコレがやりたかったのです!

器が面白ければ、あら樂し

例えば麥酒を紙コップに入れて呑むか、ちゃんとしたグラスに注いで呑むかで旨さが違って感じるのと同じ様に、器に面白味があれば色々に樂しめるのであります。

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フルーツの缶詰を入れてみます。

この通り器として使えるのですが、折角なのでフルーツ缶をこれで食べてみます。

すると、なんとなく樂し氣な雰囲氣になって面白いのです。

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球形にもなります。

この通り、蓋の様にすると球形のココナッツの實その儘の形になります。

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シロップはストローで飲む!

フルーツを食べ終わって残ったシロップはこうしてストローを挿して飲むとまた面白いのです。

恰も南國の椰子の實の如く、氣分は何とも「トロピカル」なのであります。

何でもないトコロに面白味を

少々手間がかかるかもしれませんが、こうした何でもないトコロに面白味があると生活が樂しくなります。

特に器物は一見、無意味な様でも器自軆が面白いだけで氣分も高揚してくるのであります。

或いはそこに盛られた料理も美味しく感じる事が出來るでしょう。

 

今年の連休も外出は自粛致しますれば連日家の中でくすぶっているよりか、こうして樂しみを作ってみるのも宜しいかと存じます。

そう云う事に夢中になると「外で呑めない」だの「旅行に行けない」だのと云った不平不満も薄らいでくる様であります。

小さな幸せを探す旅

今週のお題「下書き供養」

 

かの有名な漫画の主題歌に「人は誰でも幸せ探す旅人の様なもの」と云う一節が有りますが、まさしくその通りだと思っております。

そこで考えるのは「幸せ」とは何かと云う事と、それがどこにあるのかと云う事です。

幸せの正体

幸せとは何か。それは人それぞれに違うのだと思いますが、私は至極個人的に幸せの正体とは「心の安らぎと躍動」だと思い込んでおります。

心が安らいでいる状態、そしてウキウキと踊り立つ様な状態。
これら一見相反する様に見える心理状態になることが幸せだと思っております。

従って、幸せを見附ける事とはそう云う心境になる事をするのだと思います。

 

よく世間一般に「幸せを與える」とか「幸せを届ける」とか云う表現がありますが、私は至極個人的に幸せとは人から與えられたり誰かからもたらされる物ではなく自分の心が勝手に思う一つの生理的な反応であり自發的且つ能動的に行われるものだと思っております。

 

勿論そうなるには他力に依るところが多々ありますが、結局のところ幸せを感じるのは自分自身であり誰かから「感じさせられるもの」とは違うのだと勝手に思い込んでおります。

 

そして幸せはそれを感じ取る事が出來なければ最早無意味のものであると思っております。

折角自分の心を癒してくれるものがあったとしても、どんなに人の羨む事があったとしても、それに氣附かなければ何の意味も無いのであります。

 

かの有名な歌の文句に「幸せは歩いて來ない だから歩いて行くんだね」と云うのがありますが、自分で能動的に感じ取らなければ意味が無いのであります。

それも幸せとは表立って解る物の方が少ないのだと思いますれば、日常の何でもないところに普遍的に轉がってゐるものだと思い込んでおります。

 

かの有名な子供の歌によると東西南北どこに住む人も幸せなのであります。

 即ち、そう云うものに澤山氣附けたほうが幸せなのです。

日常是即ち探求の旅也

我々は社會生活を營んでゐるのでありますが、その中で自分の氣持ちは激しく浮き沈みを繰り返しているのだと思います。

當然の事乍ら、氣分の落ち込む事はこの世界に幾らでも在ります。

しかし、それならば氣分の快くなるものもまた数多存在しているのだと思います。

それを探してみましょう。

 

何も大袈裟な旅行に出かける必要もありません。また、何か御大層な目標を掲げる必要もありません。

日常の何でもない所に在るものを注意深く観察すれば宜しいのです。

その探求こそが「幸せを探す終わりなき旅」なのだと思っております。

 

その旅に出る事は自ずと自分の幸せを感じる事に繋がります。

然して何もないところから幸せが湧き出る様なものであり、きっと日々の暮らしに活力をもたらすものだと思っております。

小さな幸せを澤山に

 

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大きさにこだわらなければ幸せは澤山に。

大きな幸せはとてもよく目立ち誰でも視認可能であり且つその効力著しく甚だ即効性のあるものであります。

しかし乍ら、人生に於いてそれは数の少ないものでもあります。

全部が全部大きな幸せとなり得るには余程悟りを開いた方でなければその境地には達せられないと思います。

 

それのみを待っていては大きな幸せだけが目に入り、数多の小さな幸せを見失ってしまう事も割とよくある事なのだと思います。

この小さな幸せが日々の何でもない暮らしを彩るものであり、我がブログのテーマでもある「一人を愉しむ」事に於いて非常に重要な要素となるのであります。

 

これが見い出せて自分の手で得る事が出來れば、もうしめたものであります。

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ふと足元を見ればそこに幸せがあります。

これは先日、散歩中にたまたま發見せるツクシンボでありますが、こう云う物を見附けては氣持ちの穏やかになるひと時、これぞ何でもないところに在る小さな幸せの典型であると考えております。

幸せを探す旅に出掛けよう

私は日々の食事も、たとえ店舗や自動販賣機で何かを賈う時ですら、小さな子供の如く澤山の品物を「何にしようか」とウキウキし乍ら選ぶタチなのです。

行為そのものを見れば至って普遍的であり、且つ面白味の顕れ難いものでありますが、何事も愉しんで行う事が小さな幸せを得る第一歩と考えております。

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大切なのは何かを愉しもうとする事。

これは先月末に自室のバルコニーで例年の如く花見をした時に小洒落て熱燗なぞ拵えている之圖でありますが、かねてよりブログで述べるところに依りますれば、こう云う一寸した事を樂しもうとする事を億劫がらずに實践してみる事が肝要かと存じます。

樂しく氣持ちの安らかならん事、胸躍るワクワク感を得られる様に何でも(人様の迷惑にならぬ様に)實践してみる事であります。

 

小さな幸せを探求する旅とはこう云うものであり、日々これの實践せるは何と心地良き暮らしにやならんと思うところであります。

何も大袈裟な物や高額な費用などは要らないのであります。

自分の周りに斯くも小さな幸せの多き事と思う事、たとえそれの如何に小粒なりと雖もその力は甚大なりと知るべし。

 

面白くなき世を面白く すみなすものは心なりけり

 

…と有名な言葉がございますが、まさしくその言葉がこの「終わりなき旅」の極意である様でございます。

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その通り!

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戰國時代の陣中食「変わり味噌玉」

お題「簡単レシピ」

お題「手作りしました」

お題「昨日食べたもの」

 

毎日の食事、いつもいつも手の込んだ料理を作ると云うのは難儀であります。

時には樂をしたいものです。

かと言ってファストフードやコンビニ辯當、或いは惣菜にばかり頼るのも軆に宜しくありません。

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樂をするのも程々に…。

そこで頼りになるのが保存食であります。

長持ちする物を常時備蓄しておく事はとても大事なのだと思います。

賈うだけでなく、作って取っておくと云う事

保存食の筆頭と呼んで良い存在に缶詰がございます。

これはとても便利です。

單に食べるだけでなく料理の材料としても使え、酒の肴にもなります。

私も常時数種類の缶詰を所持しているのでありますが、色々な缶詰を揃えると面白いものです。

しかしこれだけで御仕舞だと、いさゝか飽きも訪れます。

 

そこで今回は遠い昔、戰國時代の陣中食に一人を愉しむヒントを探ってみようと思います。

戰國時代の生み出したインスタント味噌汁

それがこの「変わり味噌玉」であります。

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文字通り味噌の玉です。

地域によっては「変わり玉」或いは單に「味噌玉」と呼ばれております。

これはちゃんとした食事の採れない野戰時の携行食として考案された物で、イマドキの言葉で言うならば「レーション」の一部の様な物であります。

 

文献に載っていた作り方を基に少々工夫を凝らして作ってみました。

変わり味噌玉の作り方

材料

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乾燥野菜は勿論安心の國産品!

味噌

だしの素

乾燥野菜

分量は普段の味噌汁と同じ位です。

複数個作る場合はその分量を倍加させます。

尚、乾燥野菜は乾物であれば何でも結構なので野菜ではなくワカメや高野豆腐の様な物等、各人工夫してみると面白いかと存じます。

 

工程

材料を全部混ぜ合わせます。

目安としては混ぜ合わせる時に「シャリシャリ」と乾燥野菜の擦れる音がする位が丁度良いかと存じますが、その辺はお好みで各人調整されると宜しいかと存じます。

材料はムラにならず満遍無く混ぜるのがコツです。

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ボウルに開けて混ぜ合わせる之圖

そして卓球球位の大きさに丸めます。

お椀に入れてお湯で溶かした時にこの位の大きさが丁度良い加減の一人分の味噌汁になるのです。

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寫眞右下のやつが顔に見えるのを氣にしてはいけない!

最後にグリル等で表面を焼きます。

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表面全てに焼き色を附けます。

グリルが無ければフライパン等の上で轉がしながら焼く方法も有ります。

これは古い書物でも保存性と携行性を向上させる為に味噌の表面を焼くとありました。

 

匂いが他に附き難くする。

味噌がベタ附かない様にする。

少々の水氣がかかっても味噌が溶け出さない様にする。

 

焼きを附けておけばこうした利点が有ります。

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あまり焦げ附かせない様に氣を附けます。

これで完成であります。

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これぞ文明の利器

昔は藁等に包んで携行・保存した様ですが、今ではこの通り科學の進歩が作り出した「ラップ」と「プラ容器」に依って容易に保存が出來ます。

勿論、冷蔵庫に入れておけば尚結構です。

色々に食べ方有り、面白き物なり。

早いハナシ、味噌に少々の味附けをして日持ちする具材と共に丸めただけの物ですが、これが中々愉しめます。

食べ方も幾つか有り、工夫次第では料理の可能性が廣がります。

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お湯に溶かすだけで味噌汁に。

まずはお湯に溶かして味噌汁にして戴きます。

市販のインスタント味噌汁と違って保存料等の添加物は有りません。

乾燥野菜が入っており、中々にしてオツな物であります。

 

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ご飯に混ぜても良い物です。

お湯に溶かさずほぐしてご飯に混ぜて食べるとまた美味しい物であります。

表面を焼いているので味噌の香ばしさが増しています。これだけでご飯が進むのです。

 

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酒の肴に…。

勿論、そのまゝ食べても充分です。

酒によく合います。

また、疲れた時にひとかじりすると塩分の効果で少々の疲勞も吹き飛びます。

昔の知恵には愉しみがいっぱい!

味噌は古くからの食材であり、蛋白質を始めとした栄養素も備わっています。

何かと忙しい時にこうした物は非常に重寶するのであります。

尚、これは戰國時代の將兵だけでなく、所謂「忍びの者」も長期潜伏時の非常食として持ち歩いていたとの記述もございます。

廣い意味で言うトコロの「兵糧丸」の一種と見る事も出來ます。

 

こうした知恵が現代社會を生きる上で大いに役に立つのと同時に無味乾燥としがちな場面に一輪の花を添えるのではないでしょうか。

どうせ手を抜いた食事を用意するならば愉しんで食べたいものでございます。

こう云う物を豫め用意しておくと面白いのです。

まさしく慌ただしき現代に於ける「陣中食」と云えるのであります。

洒落の効いた料理

前回、変わった食材を使って珍しい料理を作る事を書きましたが、なにも特別な物を用意しなくても樂しい食事を演出する一寸した物は工夫次第で幾らでも作れるのです。

 

そこで今回は「洒落の効いた料理」と云う献立を考えてみるのでありました。

ここで注意すべきは「お洒落な料理」ではなく「洒落の効いた料理」と云う事であります。
一寸した小ネタを交えた物を作ってみると面白いものです。

食材の「お題」を決める

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ブロッコリーとキャロット…

何やら因縁じみた組み合わせですが、一つの例がこちらでございます。
かの世界的に有名な漫画の登場人物を思い浮かべると少々ニヤリとするトコロでありますが、この様に食材にネタを利かせるのであります。

 

ただ單に漫然と料理を作って食べるだけでは、いづれ飽き飽きしてしまうものでありますが、時にはこうして一寸したギャグの様な要素を取り入れてみると樂しいものです。

しかもそれでいて何か特殊な料理に仕立てようとしなくても良いのです。

簡單な料理でもそれ自軆が何やら特別な存在感を放ち、面白味を醸し出してくれます。

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「レンジでチン」するだけ

この「ブロッコリーとキャロット」ですが、こうして密閉した食器で以って電子レンジで加熱するだけで温野菜になります。

たったのこれだけです。至極簡便な献立です。

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熱戦・烈戦・超激戦サラダ

およそこれと云って特に何か特殊な料理ではないのですが、元ネタを知っていれば思わず笑みがこぼれる面白い献立になるのです。

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ブロッコリーです…。アスパラガスでございます。

こんな感じで何か「お題」を決めて或いはジョークの様な食材を用意するだけで日々の食事も面白味が出てくるのです。

その辺のお店で手輕に賈える物であれば尚結構です。

この「しょうもない事」を樂しむのが正解なのです。

くだらなさの中の面白さを日々求めて

洒落の一品 - 一人を楽しむブログ (hatenablog.com)

以前こちらの記事にて書きましたが、この樂しみ方を料理に応用したのでございます。

何事も少々の遊び心が有ると心にゆとりが生まれるものでございます。

食事を作る事もどうせ所謂「家事」なのでありますから樂しんでやった方が宜しいのです。

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ゴボウ、二十日大根、人參を使って…

この鍋物も使った食材が「バーダック」に「ラディッシュ」に「キャロット」ですから、ピンと來る方も多い事と存じます。

これを「ご飯」の上にかけて食べれば、これがホントの「親子丼(祖父の代から3代渡り)」と云う訳でございます。

 

日々を樂しむにはこうした「しょうもない事」を見附けて實践してみるのも宜しいかと存じます。

変わった食材と樂しい食事

お題「簡単レシピ」

 

一人暮らしの食事と云うのは好きな物を食べられる反面、單調にもなり易いものだと思っております。

ついつい同じ様な物を日々食べてしまう。これでは健康的にも精神衛生的にも宜しくないのだと思います。

 

〽これじゃ軆に良い訳ゃないよ♪

〽解っちゃいるけどやめられね♪

 (…以下略)

 

…とは申せ、食事は或る種の娯楽でもありますれば、それは工夫次第でとても面白いものになるのです。

そこで時には変わった食材を手に入れて普段お目にかゝれない料理を作ってみると日々の食事に華を添えられるのであります。

挑戰!アフリカ料理!!

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調理用バナナを手に入れた!

近所のお店で面白い物が賣っておりました。

ご覧の通りの「青バナナ」であります。

日々の賈い物で何かと風変わりな物を見つけては、ついつい賈ってしまう性分なのですが、これが食事と料理を愉しむ一つの方法なのかもしれません。

 

かの有名なたい焼きが海で泳ぐ歌でも謂われておりますが、毎日毎日單調である事は樂な反面、面白くないのであります。

たまには変わった事をしてみると非常に刺激的なのです。

 

この調理用バナナ、色々に使い道が有るのですが折角なのでアフリカの料理に使ってみる事に致しました。

今回作る献立はアフリカのシチューと謂われている「マフェー」と云う料理です。

難しそうと思わない事

アフリカの料理に限らず、馴染みも無く得軆の知れない物と云うのは、難しかったりとても再現出來ない様な複雑なものだったりと臆し易いものですが、案外そうではなく、料理の要点さえ掴んでしまえば日本の家庭でも充分に作る事が出來る物が多いのです。

 

勿論、完全な再現は難しいとしても、手輕に入手出來る食材と今有る設備を使って工夫してやる事が肝要なのだと思います。

 

「なんだかんだ言っても、つまりこの料理はこう云う物だ!」

…と云うワリキリが出來ると非常に樂なのであります。

我流マフェーの作り方

我流とは申せ、あらかたどう云う料理なのかは前以って調べておきます。

その上で自分なりに工夫して可能な限り再現する。

これが大切です。

 

材料

●タマネギ、肉、適當な野菜

●トマト缶・・・1缶

 

調味料

ニンニク、塩・胡椒・・・適量

スープの素・・・水の分量に因る

ローリエ、タバスコ・・・任意適宜

ピーナッツバター・・・大匙2~3杯

 

作り方

1、鍋に油を敷き、ニンニクを炒めて香りを出す。

2、肉、野菜をみじん切りにして炒める

3、トマト缶を入れ、水を加え、スープの素とピーナッツバターを溶かして10分程煮込む。

 (水の分量は適宜調整の事)

 (タバスコ、ローリエ、調理用バナナはこの時に入れる)

4、とろみが附いたら塩・胡椒で味を調える。

以上

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煮込んで完成!

よくパンに塗る甘いピーナッツクリームではなく「ピーナッツバター」であるところが鍵です。

少しスパイシーであり乍らピーナッツの香りとコクが香ばしく、中々にして獨特な風味を愉しめます。

戴きます!

この料理はご飯にかけて食べたりパンに附けても美味しいのですが、今回はクスクスを用ゐてみました。

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最近ではスーパーでも見かけます。

早い話「粉々にしたパスタ」なのでありますが、異國情緒の漂う一品であります。

調理もすこぶる簡單であります。

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塩を加えた熱湯に浸けてふやかします。

お湯を切って器に盛れば出來上がりです。

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囲炉裏で食べるアフリカ料理、これ如何に。

料理とは一寸した世界旅行

普段作らない料理と云うのは普段味わゝない料理でもあるのです。

これが結構に面白いものでございまして、何かと面倒な自炊もいつの間にか愉しくやっているのであります。

おまけに「そう云う献立を食べる」事自軆が特別な時間となるのです。

 

家に居乍らにして恰も世界を旅する心地好さ、食事の時間もあら樂し。

最近は色々な食材を手輕に入手する事が出來る様になってきました。

こんな宜しい事を見逃す手はございません!

傳染病で何かとくすぶる毎日でありますが、こう云う抜け道を通るといさゝかでもご機嫌なのでございます。

全ての場所は収納スペース

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氣が附けば、そこはデッドスペース。

お題「手作りしました」

お題「うちの自慢スポット」

お題「我が家のここが好き」

 

先の記事にて色々に収納に關して書いてきましたが、一様に言える事は表題の如く「全ての場所は収納スペース」と云う事であります。

どんな場所も工夫次第で色々な物を置ける場所になり得るのであります。

 

江戸の町人も現代に比べて物が少ないと雖も、狭い長屋暮らしの中であらゆる場所に工夫して物を納めたからして限られた面積を最大限に活用してきたのであります。

 

然して今日、その創意工夫は如何にか參考にすべしと考えているものでございまして、今回はこの様に床と天井の間の空間を活用してみたのでありました。

即席ロフト製作

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天井の一寸した隙間に…。

すだれの寸法が合っておらず、寫眞右部分が垂れているのを氣にしてはいけない…!

 

これは臺所の天井部分に近い箇所なのですが、何もしなければ只の何も無い空間に過ぎません。

そこでこの様に竹材とすだれを用いてロフトの如き物置を作ってみました。

何かと細々した物を置いておくのに便利なのであります。

勿論、それなりに高さがあるので下の通行には何ら支障がございません。

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フックやハンガーも掛けられます。

ロフト下部はこの様にフックやハンガーを掛ける事が出來るので一寸した物を引っ掛けたり干したりする際は便利であります。

勿論、必要に応じて取り外す事も可能です。

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下から見ると恰もすだれ天井の如くにて。

白一色の無機質な天井も一部分にこうした「アクセント」が有ると中々にして面白いものでございます。

真下に入れば一寸した秘密基地の様でございます。

 

多くの部屋は天井高が2,400mmとなっておりますれば、およそ我々の身長よりも500mm以上の余裕が有るのです。

勿論、全ての天井に設置するのは難がありますが、部屋の一部分のみであれば充分に實用的かと存じます。

 

限られた面積の中、本來は何も無い筈の空間に物を置けるのでございますから、それだけでかなり部屋としての収納力が増すのであります。

製作に當たって

材料

竹竿…4本位

棕櫚縄、麻縄等丈夫な紐

割竹材…適量

すだれ…面積分

フック鋲…竹竿の倍の数

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製作の概略圖

1、壁の兩端に等間隔にてフック鋲を取り附ける。

 (高さが水平になる様に注意します)

 (壁に養生テープ等で目當てを附けておくとやり易いでしょう)

 (フック鋲はなるべく強力な物を使いましょう)

そこへ竹竿を壁間の長さに切り、兩端に棕櫚縄等の丈夫な縄で輪を作りフック鋲に掛ける。

同じ物を4本程度拵える。

 

2、竹竿の上に割竹材を交差させて麻紐等で縛る。

 (割竹材は1にて掛けた全部の竹竿を渡せる位の寸法に切り4~6本程を用意します)

 (割竹材の代わりに小形輕量のすのこを幾つか用いても代用可能でしょう)

 

3、2にて竹竿間に渡した割竹材の上にすだれを被せて麻紐等で縛る。

 (2をすのこで代用した場合は割愛しても宜しいかと存じます)

 

以上

 

 

これは以前載せた「有ると便利な物干し竿」の記事の応用でございます。

有ると便利な物干し竿 - 一人を楽しむブログ (hatenablog.com)

 

例によって賃貸住宅での造作でございますれば退去時に撤去する事を前提に製作しております。

この「ロフト」を撤去してもフック鋲の小さな穴しか残らないのです。

フックはシール式の物では經年とともに貼附力が低下して破損の危險性があるだけでなく、糊の痕が残ったり壁紙を剥離する恐れもあるので使いません。

 

言う迄も無い事ですが重量物を載せる事は想定していませんので、あくまでも細々した物の収納の用途に使います。

また、人が乗る事も以ての外です。

高さの存在

以前に記しましたがお部屋は面積だけでなく高さを有効に活用する事によってその眞価を發揮するのかもしれません。

人が行き來出來、尚且つ物が置ける。

これぞ収納の極意なのかもしれません。

狭い1K部屋に住んでいるものでありますれば、のびのびと部屋を廣く快適に使うには「全ての場所は収納スペース」と云う概念が必要なのかもしれません。