今週のお題「おうち時間2021」
はや聯休になりぬれば今年も家でゆっくりと寛いで過ごす事に致しております。
別に外に出なければ樂しくないと云う事は無いのであります。
おうちの中でも工夫次第で普段中々出來ない事を大いに愉しめるのであります。
去年の丁度今頃は手作りのホームバーなんぞを作っておりましたが、今年は一寸した小道具を作ってみました。
空き罐が出來たら…
斯くの如く罐に紙が巻いてあるタイプの罐詰はとても便利です。
中身を食べ終えたらこの通り表紙となっている紙を綺麗に剥がします。
するとこの様な光沢を放つ無地の金属地が出て參ります
これだけでも充分に利用し得るのですが、折角の「リメイク罐」なれば少々お洒落に致したいトコロであります。
さあ、作ってみよう!
先ずは罐の切り口ですが、その儘では鋭利で指を切る恐れが有るのでこの様にプライヤーやペンチ等で内側に折り曲げて潰してしまいます。
今回は實感的に汚してみる事に致しました。
是を俗に「ウェザリング」と云うのであります。
この様に瓦斯火で焙ってしまいます。すると罐の表面が焦げてきます。
やり過ぎると眞っ黒になってしまうので加減が重要です。
また、臭氣が發生するので換氣に氣を附けましょう。
言う迄も無い事ですが表紙の紙は完全に取り除きましょう。引火すると危險です。
適度に焼き色が附いたら水道の水で冷やします。
罐はかなりの高温になっているので火傷に注意します。
デズニーランドの某アトラクションの片隅に轉がってゐそうな古びた感じの罐になりました。
更に使い古した感じを出す為に、この状態で玄能等で叩いて表面を凸凹にするのも面白いでしょう。
折角なので蓋が閉まる様にしようと思い、まずはこの様に罐の縁にビニールテープを巻き附けます。
するとこの通りプラ製の蓋がぴったりとハマる様になりました。
この蓋は圓筒形の容器に入ったポテトチップの蓋です。
この大きさの罐にはカルビー製のポテトチップの蓋が巧くハマるのです。
遊びがある場合はビニールテープを幾重か巻き足すと良いでしょう。
流石に密閉容器の様に厳封は出來ませなんだが、蓋が有るのと無いのとでは大分違ってきます。
最後に仕上げとしてラベルを自作して完成であります。
一寸小洒落て英文入りラベルを作りました。
(すっかり忘れてしまった英作文の知識を掘り起こす為に高校時代の授業で使っていた文法書を逐一見乍ら作った事を誰も知らない…)
クリエイティブ、ユースフル、アーンドリサイクル
材料は至って入手し易い物であり、どうせ空き罐になったら資源ごみの日に集積所へ出してしまうのですから、氣輕に樂しめます。
一寸した物を入れておくのに結構便利なのであります。
こうした小物を入れる容器は既製品が数多流通しておりますが「オリジナル」と云うトコロが良いのです。
先のココナッツの記事にて記しましたが「入れ物」に面白味が有ると不思議な事に氣分が樂し氣になって參ります。
何の変哲もない容器に入れるか、或いは思い入れの有る面白い入れ物を使うかで樂しさは大きく違ってくるのです。
材料費がほとんどかからず、専門的な道具も多くは必要としない上に、万一失敗しても元が捨てる物なので氣樂に出來ます。
罐の表面を色々に工夫してみると作風の巾は廣がります。
また、罐の大きさに合う蓋を取っておくのも宜しいでしょう。
プラ製の蓋はワンカップの物から別の罐詰(フルーツ罐や中華調味料等)の物を流用出來ます。
罐の形状も様々な種類が有りますので、各自創意工夫を以って獨創的なリメイク罐をつくってみると面白いものであります。
折角家に居る時間が長く、且つ何かに打ち込める状態にあるのであれば、こうして一寸した工作を愉しんでみるのも宜しいかと存じます。