夏も愈々盛りになりました。
そこで今年も部屋には蚊帳が吊るされているのでありました。
私の部屋はしばしば蚊が飛來するので、蚊取り線香と蚊帳は必需の品であります。
…と云うのは建前でありまして、蚊の忌避だけではなく夏を感受する為の物と成っているのであり、こちらの目的の方が大きいのでございます。
然して日本の夏を大いに感じているのであります。
夏の風物詩
現在、蚊帳なぞは滅多に使われなくなった様でありますが、コレが使ってみると非常に宜しい物でございます。
すだれと合わせると益々風流なのであります。蚊遣り器のミニブタ君も大活躍です。
イメージと致しましては田舎の家と云ったトコロでございましょう。
扇風機に當たり、真夏の昼下がりに風鈴と蝉の音を聞き乍ら飲むラムネは至上の一品!
3畳分程の廣さのある一人用の蚊帳ですが、昔ながらの物を使っております。
是は3年程前にインターネットで購入した物でございますが、我乍ら良い物を買ったと思っております。
使わない時はこの様に部屋の片側に寄せてあります。
これは部屋に物干し竿が2本通っており、そこに蚊帳を掛ける事で成し得てゐるのでありますが、詳しい方法は後日別の記事にて發信致します。
寝床にするとこんな感じでございます。
冷房の冷氣は蚊帳の中では穏やかになります。
然るに熱帯夜の多い昨今、誠に快適に眠れるのであります。
また、夜中に窓を開けても風が心地良く通り抜けるのでこれまた快適であります。
勿論、窓から蚊が入ってきても平氣であります。
明け方の朝日は蚊帳を通してとても穏やかな光となり、目が覚めた時に何とも言えぬ風情を感じるのであります。
蝉と風鈴の音とともに近くの公園で行われているラヂオ体操の音樂が聞こえてくれば、そこはもう素晴らしき夏の一日の始まりであります!
蚊帳。
実用性も然る事乍ら、その醸し出す日本情緒が何とも言えぬ素晴らしき一品!