一人を楽しむブログ

孤独ならぬ御一人様を愉しむ為の備忘録。

先を讀む事

將棋の博物館を訪ねる

2ヶ月前の丁度今頃、私は將棋の町として有名な山形縣某所を訪ねておりました。

1年の内に何回かこうして一人旅を樂しんでいる身の上でございますが、今回の旅もなかなか樂しいものでございました。

 

將棋とは古くからのお附き合いで小學校の時から友達と愉しんでいたものでございました。

高校時代は休み時間に將棋盤を囲んでみんなで盛り上がったものでした。

ルールさえ知っていれば誰でも樂しめるものですから、普段あまり喋らない人とでも一緒になって遊ぶ事が出來るのが素晴らしいところです。

宿も素晴らしき温泉旅館

旅日記|くつろぎぶた|note

旅の詳しくはこちらのブログにまとめてありますが、この將棋と云うのは先を讀んで戰略を立てるのが肝となって參ります。

「こう來たらこう出る。そしてこうなってくる…」と云った具合に相手の手の先の先迄讀んで一手を指していくのです。

 

聞くところに依ると嘗て野球のヤクルトスワローズでは野村監督が選手達に將棋を奨めていたそうでございまして、この「先を讀む」と云う事は色々な分野で應用の利く有効な思考法なのかもしれません。

日常生活の先讀み

氣儘なお一人様を愉しんでいる身の上でございますが、その毎日を過ごすに當たっては先々を考慮して生活するのが吉と出ている様でございます。

 

身近な例を挙げると、近所のスーパーの安賣りの日を把握しておけば賈い物も効率良く出來ますし、日々の献立も考え易くなります。

天氣も豫報をよく確認しておけば洗濯機を廻す日の目途を立てると共に風呂の残り湯を利用出來ますので、これもよくやっております。

 

當り前と言えばその通りなのでございますが、時には所謂「危險豫知」にも繋がって參ります。

事故防止に

一人暮らしと云うのは結構事故が起こるものでございます。

生活の全てを自分一人でやっていくので、日々の行いは自ずと全て自分側に返ってきます。

殊にお部屋のDIYなんかを愉しんでいると、その造作を造った後の事も考えておかないと危ない場合があります。

まして私は結構いい加減な部分が非常に多いので、その危險度も一際です。

 

そこで思い出されるのが「先を讀む」と云う事です。

「これをやったらこうなる」と云うのを常に考えておかないと何かと面倒が起きるものです。

そうして考えて生活する事も一人暮らしの樂しみの一つではなかろうかと存じます。

 

イマドキの人はこの思考がどうも出來ない人が散見される様であります。

…例えば寿司屋で馬鹿みたいな騒ぎを起こして途方も無い額の損害賠償を請求される人とか………。

 

生活に活きる現場の知恵

昔、職場で朝礼の際に「指差し呼称」なるものをやっておりましたが、これが意外にも有効な様でございます。

尤も、前に勤めていた會社は本來の意圖ではなく單なるお偉方が作ったスローガンを大声で叫ぶ事に終始していたので實にくだらないひと時でありましたが、ちゃんとやれば實生活の上でも大いに役立つものでございます。

よく製造業や工事現場で行われている危險豫知ですが、日常生活でも活きる6ヶ条がございます。

 

立っているものは、倒れる

吊っているものは、落下する

高い所に有るものは、落ちる

丸いものは、轉がる

動いているものには、挟まれる

回轉しているものには、巻き込まれる

 

ご安全に!

…と言うところであります。

斯くの如く心掛けて先の將棋の件の様に一歩先に起こり得る事を常に考えていたいものです。

 

 

危險豫知やります!

はーい!

立っているものは

座る!

吊っているものは

お魚!

高い所に有るものは

届かない!

丸いものは

かわいい!

動いているものには

労ってあげる!

回轉しているものには

5-56!

………。

何の問題ですか?

今日も安全第一に。