拝啓
盛夏の頃、皆様益々ご健勝の事とお慶び申し上げます。
さて、先日・先々日と「シールで何かを作る」と云う題目で記事を記しましたが、その最後と致しまして、オリジナルのスイカを作ってみようかと存じます。
何分にも惡しからず……。
始めに…
作る前に一つ注意。
suicaに直にシール等を貼附してオリジナルスイカを作っておられる方々がいらっしゃいますが、厳密に言うとアレはsuicaの規約違反になる恐れが有り、最惡の場合、再發行しなければ機械を通らない事が有るので、私はsuicaの原状に手を加えずに濟む方法を考えました。
そこで、suicaにピッタリと合うケースを自作する事に致しました。
これならsuica本体に何ら細工をする事無く、恰もオリジナルデザインのsuicaとなり得るものと思います。
それは丁度、以前に申し上げた「賃貸でのDIY」の考え方と共通する部分があるのかもしれません。
原状をいじめずに、簡単に取り除ける物を考えるのであります。
製作方法
まず、100均ショップ等で名刺を入れるケースを準備します。
「名刺入れ」ではなく、スーツの胸ポケット等に名刺を引っ掛ける物でございまして、後ろにクリップの有る品物が市販されております。
ここで注意するのは塩化ビニル等で出來ている柔らかい種類の物ではなく、プラ製の固い物を用意します。
上画像の如く、名刺ケースを加工します。
左側が原状。右が加工後であります。
1つは後ろに有るクリップを除去する事。
もう1つはsuicaの大きさに切る事。
最後にsuicaの本体を入れ易い様に切り欠きを作る事であります。
切り欠きの形はsuicaを出し入れし易い様に工夫しましょう。
こんな感じで加工した名刺ケースにsuicaを入れます。
名刺ケースの巾が丁度suicaとピッタリ合うのでございます。
(この時点ではまだ透明のまゝです)
尚、背面のクリップは他に何か利用し得るかもしれないので取っておく事に致します。
さて、ここまで來れば出來たも同然。
後はオリジナルのシールをこの名刺ケース表面に貼附すれば完成であります。
これはパソコン等で自作する必要が有りますが、好きな画像やイラスト等を用意出來れば「MicrosoftのWord」等を使って比較的容易に作成出來ます。
これは國鐵の名車「581系・583系電車」をイメージした物であります。
やはり國鐵の色合いは落ち着いていて好きなのです。
丁度、實車の先頭車の塗り分けがsuicaの斜めの部分と重なるデザインであります。
上圖の様にsuicaを入れて使いますので、suica本体には何ら加工を要しません。
機械に挿入する際はケースから出す面倒が有るのが難点でありますが、最近はかざすだけでチャージ出來る機械も有るので便利です。
折角なので樂しみましょう。
折角なので、色々なデザインを作ってみる事に致しました。
幾つか違う物を作っておくと時期や氣分、或いは複数枚のsuicaやPASMOを所持している場合にその分別の為に使い分ける愉しみが生まれます。
さて末筆乍ら、暑さも一段と厳しくなって參りましたが、どうぞ皆様ご自愛くださいませ。
敬具