一人を楽しむブログ

孤独ならぬ御一人様を愉しむ為の備忘録。

外出自粛で電車ごっこ

お題「#おうち時間

 

 

最近の良い天氣。
傳染病さえ無ければ何処かへ出掛けていたところです。
しかし今はそれも叶わないのでそれは工夫の余地が有ると云うものでございます。

 

何分にも自分の部屋に居る時間が多くなりますれば色々に思い附くものでございます。

お茶の時間を少しだけ愉しく

何氣ない午后のお茶の時間にほんの少しの遊びをしてみる事に致します。


實は以前ホームセンターで、まな板と幾らかの金物を購入して造った物がございます。
それがこちら…

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どこでもテーブル

L字金物にまな板を取附け、テーブルクランプを組み合わせた物です。
文字通り、どこでも取附ける事が出來るテーブルになります。
最近は見かけなくなりましたが、少し昔の中長距離電車の窓辺に備え付けられていた小さなテーブルがモチーフです。

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ちゃんと灰皿附き

テーブルの下には、少し昔の車輛で見かけた灰皿附きでございます。
しかし本當に煙草を吸われると困るので、あくまでもゴミ箱としての用途です。
わざわざステッカーを貼附しておきます。

 

このテーブルを使ってほんのひととき遊んでみるのです。

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車窓の動画を流して…

さあ、空想の旅行に出掛けよう!

動画サイトで鐵道の車窓の動画を探して流します。
これで準備完了。
さて、お茶にする事に致しましょう。

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汽車土瓶にお茶請け

そう、コレがホントの電車ごっこであります。
私は鐵道を使った旅をこれまで色々と愉しんで參りましたが、恰もそのつもりでお茶を愉しむのであります。
この土瓶は小淵澤驛で購入した汽車土瓶と呼ばれる物でございまして、こうしてお茶を淹れる度に、旅の思い出に浸れるのでありますれば時々こうして愉しんでゐるのであります。

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食べ終わったら「くずもの入れ」に

この灰皿は大宮に在る専門店で購入した物でありまして、こうしてテーブルの下に取り附けてございます。
昔の鐡道車輛には斯くの如く灰皿が備え附けられておりましたのも過日の思い出でございます。

 

このテーブルですが、どうせなら實物に忠實に製作したく思いますれば瓶の栓抜きが附いているのでございます。

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國鐡栓抜き

この栓抜きですが、實際に使う事が出來ます。
私も旅先で地ビールなど賈ってはこうしてこじり開けていたものでした。

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「センヌキ」の使い方

…さて、お茶の後はお食事です。
冷凍食品や賈ってきたお惣菜を使って「驛辯」を作ってみます。

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酒に驛辯、これぞ旅の樂しみ

コロナビール
お前なんか…、お前なんか私の体内に在るアセトアルデヒド脱水素酵素2型の餌食にしてくれるわ!どうだ參ったかーー!!
…と、謂れの無い捌つ當たりに今日も晒される墨西哥の麥酒であります。

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ポリ徳利の出番

さて、辯當が無くなれば後は酒を愉しむのみでございます。

 

昔「ブルートレイン」と呼ばれる寝台列車に乗って秋田へ旅行に行った際に賈った思い出の容器です。
プラ製でお猪口がカポっとはまる便利な物でございます。
コレに酒を入れて呑んでゐるのでありますが、あの懐かしい旅路の空を思い出すのであります。

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鐵路に乾杯!

旅情と郷愁を氣休めに

昨今の傳染病のせいで何かと難儀致しておりまして自宅に籠らざるを得ない状況ではございますが、これはこれで愉しむ工夫を今一つ致しますれば毎日の中に非日常を作り愉しいひと時を過ごせるのであります。

 

私は前述の通り、鐡道を使った旅が好きでありました。
もし傳染病が無ければ、また何処かへ風の向く儘氣の向く儘フラフラと出掛けたものでございます。


いつもの年ならば「大型連休」と呼ばれる時期に差し掛かって參りました。
なるべくなら出來ない事を嘆くよりも愉しむ事を考えたいものです。

 

「パーソナルコンピューター」の動画サイトから流れる車窓、街から田園地帯、そして緑深い山々へ移ろい行く風景…。
唸るモーター音、絶え間無いレールのジョイント音、時折聞こえる車販の声と遠くの驛を感じさせる車内放送、そして乗客の樂しそうな話し声…。

 

そんな場面にかの有名な「風景のまなざし」と云う曲を流します。
一度聴けば誰もが解るあの名曲、私の心はいつでもどこへでも旅に出られるのです。

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路線圖や時刻表を見ているだけでも樂しいのです

午后のひと時、夕方のひと時をほんの少し愉しく過ごす、お一人様の「電車ごっこ」でありました。