去る8月29日に華々しく誕生せるフチ子さんでございますが、彼女はコップのフチに佇む「ヒロイン」としての地位を確立しつつある様であります。
夏季限定のサッポロビール。秋風が吹き、かの味も懐かしく思える今日この頃、彼女は美しく君臨し続けると思われました。
しかし………
フチ子さん蹴落とされる
なんとフチ子さんにはライバルが居たのでありました。
彼女は路上決斗で名を馳せた英國特殊部隊の隊員らしく、力では全く歯が立たなかったフチ子さん。
哀れフチ子さん。早くも「ヒロイン」の座から引きずり降ろされてしまうのか…？
果たして彼女の運命や如何に！？
附記
この「英國特殊部隊の少女」はダイドーの缶コーヒーに附いていたオマケであります。
近所のスーパーで當時65円（税抜）で売っていたので買った物でありました。
300円出してロフトで購入したフチ子さんと比べると、かなり格安であるのですが大切な事は物の値段ではなく実用性であります。
実はフチ子さんよりも落下事故が少ないので、コップマーカーに彼女を選ぶ人は少なくありません。
尚、彼女の背後に写っているのは「金門高粱酒」と云う臺灣の酒であります。
仕事でのお客様から戴いた物でありますが58度と云う高度数の上、風味にかなりのクセが有り、この酒を好んで呑む來客はそうそう居ないのでありますが、中華料理との相性は抜群でありまして私はとてもこの酒が好きなのであります。
実は私は中華風の料理をしばしば作る事が有り、その際のお供に重宝しております。
因みに中國語で読むと「ジンミェン・グァオリャンジュー」と發音する様です。
余談でありますが臺灣には大切な友人がおります。
高校時代によく辯當を交換したり、一緒に遊んだり、時には銭湯にも行きました。
もう十何年も会っていないのですが、元氣でいてくれたら幸いに存じます。
また、枝豆と一緒にフチ子さんの背後に写っていたビールも私の大切な親友から戴いた酒でありまして、今年最後に蝉の音を聞いた10月初めのある日の夜に封を開けて呑んだ物であります。
神の居ぬ月に夏の終わりを感じるとは、なんとも可笑しな風でありますが、外を鳴く虫の声と共に漂うミニブタ君からの蚊取り線香の香り、そして時折鳴る風鈴の音に秋風を感じるひと時。
遂にぞ秋に成りにけるのでございます。
