一人を楽しむブログ

孤独ならぬ御一人様を愉しむ為の備忘録。

玄関のDIY(後篇)

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賃貸住宅の玄関の一例

ところで、この玄関を見てくれ。こいつをどう思う?

凄く……味氣無いです…。

…………。あのねぇ……。

と…兎に角、賃貸住宅の多くの物件の玄関は概ねこんな感じなのだ。
玄関が余りにも風変わりな物件だと入居者も限られるので、自ずとこうして無難なデザインになる訳だな。

そこに色々作り込んでいくんだね!

そうだ。そこで思い出してほしいのが以前掲載したこの方法だ。

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既存の床を傷附けない為の捨て貼り

あ、以前お部屋のカスタマイズで使ったやつだ!
原状を傷附けない様にする為の工夫だよね。

うん。この方法を応用して前回の玄関をカスタマイズしたのだ。

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前回掲載した玄関の仕組み

あの玉砂利やブロックの下には床を傷附けない様に透明のビニールマットが敷いてあったんだね。

そうだ。造作は撤去する時を考慮して基本的に接着せずに「置くだけ」が原則となる。

左手は「添えるだけ」
造作も「添えるだけ」

うん……。

 


透明のビニールマットは量販店等のテーブルクロス賣り場で量り賣りをしています。
寸法を測って注文し、細かな部分は後で鋏やカッターで簡單に調整出來るのが便利です。
なるべく厚めの物を使うと良いでしょう。
但しこの場合、マットと既存床との間に水が入り込むとカビの原因にもなるので、なるべくなら玄関の床に隙間が出來ない様にキッチリと敷くのが良いと思います。

カスタマイズの例

今回は砂利敷きだったけど床に敷く物を工夫すれば色々な玄関を作る事が出來そうだね!

その通り!そこが各々の個性が光る部分でカスタマイズの醍醐味と言えるな。
それでは少し作例を見ていこう。

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クッションフロアやフロアマットを敷く

クッションフロアやフロアマットは色々な模様が有り、ホームセンター等で手輕に入手出來る。この手のDIYをなさっている方は沢山いらっしゃるから參考例も多い。
柔らかい素材なのでビニールマットで床を養生する必要も無い。細かな部分も簡單に切って調整する事が出來るので使い勝手が良い。

これだけでもフインキがガラリと変わるね。

木目、大理石調、レンガ調、模様系と色々市販されているので好みの物を探してみよう。

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クッションフロアに手を加える

例えばコンクリート調のクッションフロアにこの様にテープでマーキングをしてみる。

あ!秘密基地みたーい!

こうしておけば一寸したお洒落な感じを演出出來て靴も散乱せずに便利だと思う。
他にもマーカー等で繪や字を書いても面白いだろう。

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自分で敷いたクッションフロアは二次側造作なので好きに出來ます。

ねえねえ!こんなのはどうかな?

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空母の飛行甲板をイメージして…

これは………赤城をイメージしたのか…?

うん!履物を駐機している艦上機に見立てるの!面白いでしょ?

…まあ、一つのアイデアだな。
この様に複数の模様の物を組み合わせて使っても面白いな。
その場合はズレない様に下に適當なマットを敷き「捨て貼り」をしておいてその上にクッションフロアやインテリアシートを接着すると良いだろう。

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フロアタイルやジョイントパネルを使う

これは固い素材なのでビニールマット等で養生が必要になるが、使い方次第でクッションフロア以上にデザインの巾が廣がるのだ。

敷き詰め方を工夫すれば色々出來そうだね。

うん。クッションフロアと併用してアクセントにするのも良い。

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クッションフロアの上に部分的に設置する

パネルの数も少なくて濟むし、敷き詰めなくても良いからこっちの方が簡單そう!
すのことかでも代用出來そうだね。
敷いた物がズレない様にしとくのが大事だね。

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ガーデニング材を使う

最後はガーデニング材の石やブロックを使う方法だ。

前回紹介した方法と同じだね。

うん。重量がありズレる心配の無い物なら接着の必要は無い。
この方法は下地のマットさえ直せば玄関の形を問わないのが利点だが、もしも引っ越しをする事になったら片附けや処分が面倒なのが難点だ。

でも他の方法よりもずっとお洒落だね。
花壇ブロックで囲いをしたり一寸した台の上に鉢物なんかを置いても良さそう。

そうだな。
あとはこの方法を選ぶか否かは各人のご判断されるところだ。

無理をせずに出來る範囲でやるのが良いんだね!

愉しいDIYの為に…

ここに掲載した各作例は、あくまでも一例に過ぎません。

もしご興味がございましたらご參考になさってくだされゝばと思います。

各位の創意工夫でより素晴らしい物が出來上がりますれば幸いに存じます。

 

尚、あくまでも自己責任に於いて施工して戴ければと存じます。

あなあなかしこ……。