この時期、マスコミ各社は新型肺炎豫防の為に「手洗い」「うがい」を呼び掛けておりますが肝心な豫防事項を傳え忘れております。
それは「大きな荷物を引き摺る集團で、やたら大声で喋り乍ら街中を闊歩する亜細亜系の人達には不用意に近附かない乃至相當の距離を保つ事」であります。
さて、そんな寒さも身に沁みる時期でございますれば、先日の記事にて少々お話し致しました「卵酒」の出番ございます。
作り方
色々に作り方がございますが、私の場合は手輕にして簡便を旨と致しますれば以下の通りとなります。
一、 溶き卵に砂糖大匙1杯位を混ぜる。
二、 そこへ熱燗をゆっくりと注ぎ乍らかき混ぜる。
たったのそれだけ。
肝なのは熱燗の中に溶き卵を入れるのではなく、溶き卵の中に熱燗を注ぐ事です。
色々試してみたところ、この方が卵が凝固しにくい様です。
上手く作れゝばカスタードクリームの様な味で日本酒が苦手な方でも召し上がれるかと存じます。
お好みで生姜を入れるとより一層身体が温まる事でしょう。
昔からの知恵に乾杯
卵酒は古い文献に度々出てくるものでございまして、とりわけ江戸時代には庶民の間でもしばしば愛飲されております。
滋養が有り、体も温まるので風邪の際の發汗剤としても期待出來るとの事であります。
その遠い時代からの民間療法の知恵を享受し、温かく過ごしましょう。