一人を楽しむブログ

孤独ならぬ御一人様を愉しむ為の備忘録。

フチ子さん劇場 第1話

実は密かに「コップの縁」に引っ掛かるフィギュアを集めてゐるのであります。
その最たる物として有名なのが言わずと知れた「コップのフチ子さん」なのであります。

 

私は同種の物を集めるのではなく、様々なメーカーの色々なキャラクターを多種多様に集める愉しみ方をしてゐるのでありまして、1シリーズ或いは1キャラクターに附き1個を原則としております。

 

元々は宅呑みを開催する際の「各人のコップの目印」として購入したのでありますが、いつの間にか單なるコレクションになっておりました。

 

さて、その「コップに引っ掛けるフィギュア」群でありますが今では様々なキャラクター達が揃い、或る種の混沌とした様相を魅せております。
是をイマドキの言葉で「カオス」と云うのであります。

 

折角なのでこれらを用ゐて何かを撮影してみようと思い、それぞれのキャラクター達が織り成す物語『フチ子さん劇場』として順次持っているフィギュア達を御紹介しつつ不定期に上げていく事に致しました。
無礼の段、平に御容赦の程……。

フチ子さんの誕生

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それは恰もヴィーナスの様に…。

先ずは主人公と云うべき「フチ子さん」でありますが、彼女は主人公であり乍らヒロインも自称してゐる様であります。

従ってその誕生は、かの伊太利はルネッサンス期の画家サンドロ・ボッティチェリ氏の作品の如く「美」を強調するかの様に貝殻の中に居り、自身をコップの縁に佇む美女の象徴、即ち「ヴィーナス」としているのであります。

 

…彼女の乗っている貝殻が酒の肴として焼いたハマグリの貝殻で、現在はお猪口代わりに使っている物である事を彼女は知る由も無かった……。

 

このフチ子さんは池袋の雑貨店「ロフト」でたまたま購入した物であるからして黄色い服を着てゐるのでありますが、コレが我が家のフチ子さんの外見上の大きな特徴となっているのであります。

 

 

斯くは誕生せるフチ子さん、果たして彼女にはこれからどの様な運命が待ち受けてゐるのでありましょうや…?
『フチ子さん劇場』は今、始まったのであります。