一人を楽しむブログ

孤独ならぬ御一人様を愉しむ為の備忘録。

樂しみを供する部

クラブ。

それは共通の趣味・興味を有する會員が集まり社交・親睦を圖る團軆の事を指すものでありまして、欧州、特に古くは英國にて成立した概念でございます。

 

その歴史的過程で様々な活動・様式のクラブが存在し、今尚世界には多くのクラブが人々の生活の中に根附いていると言われております。

 

今日、我が國ではごく限定的な分野に於いて「クラブ」の名が使われておりますが、本來はこの様な意味合いのものでございます。

 

日本語では當て字で「倶樂部」と記しますが、これは「共に樂しむ部」と云う意味を成しており、なかなかにして言葉の妙を得た表現となっております。

しかし、日本に於いてはクラブの主眼は特定の活動そのもののみが目的となっており、本來の意義である交友や社交と云った機能は極めて希薄とも言われております。

 

 

さてここ迄が「クラブ」と称されるものの概要でありますが、これは日々を愉しむ上で大いに參考になる考え方なのかもしれません。

「樂しみ」になる「活動」を行う

まず「クラブ」とは特定の活動を行うものであり、その活動を通して各々の充實を圖るものであります。

つまり、そのクラブの會員共通の目的乃至興味の赴くところ、その活動のあるべしと云うところであります。

 

「活動」とは積極的に動き働きかける事であります。

その「活動」こそが鍵なのであります。

「自分クラブ」の成立へ

日々の暮らしの中で自分なりの樂しみが必要な事は言う迄もありません。

大事な事はそれをどの様に愉しむかと云う命題であります。

ただ漫然と取り組んでいたのでは、なかなかその充足感は得られません。

 

そこで必要となってくるものが「積極性」なのであります。

積極的に樂しむと云う「活動」を行う事を心掛けてご自分の興味に向き合う事が肝となります。

 

 

そこで成立するのが「自分だけのクラブ」と云う考え方となりましょう。

つまり、自分の樂しみを追求する「活動」を日常生活の中で實践する事になるのです。

 

 

明確に自分の樂しみとなる事を意圖して積極的に行っていく事は實はなかなか難しい様でございます。

然るにこの「クラブ」の概念をよく思い出してみるのであります。

もし自分がその「會員」であるならば、その「クラブ」の意義・目的を果たさんとするものであります。その為に「活動」をするのです。

 

その「クラブ」は自分だけのものであるからして、自分の樂しみを得る為にあるべきものなのです。

どんなクラブかは各人次第。

自分なりに責任を持って自由に設定すれば良いのです。

倶楽部ならぬ供樂部

普通、クラブとは團軆であるものでございます。

しかし、ここでは特別な場合でない限り會員は自分自身と云う事になりましょう。

そもそも自分の樂しみを追求する為に積極的に行動するのが目的ですから一人でも何も問題無いのであります。

 

そこで私は「倶樂部」の當て字を「供樂部」と致す次第であります。

命名

「樂しみを供する部」と云う意味を込めてこう命名致します。

つまり、自分自身に樂しみを差し出すものであります。

 

この「供樂部」の會員は私自身ですが運營するのも私なのであります。

然るに他の誰でもない自分に樂しみを提供するものであるからして、その出し惜しみは絶對に有り得ません。

良き余暇へ

今日、社會が荒廃しておりますれば個人の余暇を持つのもいさゝか困難な時代でございます。

通常のやり方では何かと難しい自分だけの樂しみを持つ方法として特別な作戦、即ち「オペレーション」以上の「キャンペーン」としてクラブの概念を導入して事に當たるのであります。

 

 

どんなものでも自分の出來る範囲で精一杯樂しみを見附ける事が出來るかもしれません。

そして各人がそうした「クラブ」の會員兼オーナーであれば、それぞれが樂しみを持ち寄って、そこに交流が生まれるかもしれません。

 

ご自分の「クラブ」に友人知人を「ビジター」としてお招きするのも良いでしょう。

行く行くはより多くの人に樂しみを供する事が出來る様になれば素晴らしい事ではないでしょうか。

當「供樂部」のこれからの展望

自分だけの「供樂部」はまだまだ創立したばかりでありますが、一つの目標と致しまして「自分だけのリゾートクラブ」を持つと云うところであります。

 

無論それは實物ではなくイメージによるものではありますが、恰も日々の暮らしの中にリフレッシュが出來る「保養所」が有れば毎日がどれほど樂しくなる事かと思います。

その「保養所」の機能を自分の活動範囲の中で作り上げていくのを當面の活動と致したい次第であります。

イメージを大切に…

これは實際に幾度も訪れた千葉縣某所に在るリゾート施設なのでありますが、子供の頃から大好きだったこの特別な場所では長い間、心も軆もリフレッシュして癒されてきたのであります。

こうした經驗を元にして、そのほんの一部分だけでも日常生活にそれらを移入せんと欲するのであります。

 

まずは小さな樂しみから徐々に作り上げていく事を以って「一人を愉しむ」事を嗜んでいる次第。

私の樂しみを求める「供樂部活動」は果てしなく續くのであります。