今週のお題「わたしの部屋」
毎日さり氣無く見ている物を鳥渡だけ工夫してみると意外と面白いものでございまして、樂しく暮らす上でなかなか良いアクセントとなります。
例えばこうして自分の好きな物をわざわざ視界に入る所に作ってみると毎日見ている分にはなかなか良い氣分になるものでございます。
特に毎日見る場所はとても効果的であります。
自分の暮らしの場はやはり面白くあってこそ生活も豊かになるものだと思います。
兎に角自分だけの空間、やはり自分の趣味を全開にしたいものです。
時に人を面白がらせたり出來ると樂しいものです。
ジョークも時には大事です。
只のゴミ出しのメモ書きも工夫次第です。
毎日見る物が面白く在るのが樂しい暮らしの秘訣と考えます。
昨今、DIYの方法は幾らでもあります。
勿論、そんなに本格的でなくても工夫次第でどの様にも出來ます。
少し氣合を入れてみればこの様な鳥渡したお店氣分に浸れる様な物も手輕に造れる時代です。
斯くの如く日常様々に目にする場所にほんの鳥渡の工夫を施す事で何かと無味乾燥としがちな昨今の閉塞的な世の中を面白おかしく過ごしていけるものだと思います。
兎に角、初めから大掛かりに考える事無く、先ずはいつも見ている場所を工夫して自分の氣持ちが落ち着いたり、樂しい雰囲氣になれたり、或いはテンションの上がる様な物を用意してみる事であります。
今回作った物
これらは以前作った物を並べていきましたが、今回も新しい物を作りました。
あまり大袈裟になり過ぎず、日々の暮らしの空いた時間にチョコチョコっと作れる物が宜しかろうと存じます。
部屋にお菓子を賈い込んでは毎日つまみ乍ら生活している様なものでございまして、そのお菓子の置き場所を少しだけ駄菓子屋さんっぽくしてみました。
部屋の片隅の小さなスペースにかまぼこ板で作った看板を用意して鳥渡した入れ物にお菓子を入れておくと毎日取り出す際に少しだけ樂しい氣分になれます。
昔のホーロー看板のシールをそこかしこに貼り附けると雰囲氣も出ます。
昔は近所にもこうした駄菓子屋さんが在り、私も御幼少の頃によく色々とお菓子を賈ったものでした。
この駄菓子屋さんは不思議な雰囲氣のするものでございまして、それは子供だった私にとっては眞に夢の空間だったのです。
今の小綺麗なばかりのお店には無い、あの樂しい雰囲氣の何阡萬分の一でも日々の暮らしに持って來られたら…と思います。
あの頃は少ない小遣いを握りしめて少しだけ賈ったお菓子も、今となっては所謂「大人賈い」が出來る様になって、夢がかなった嬉しさと、ほんの少しだけ寂しさの入り混じる素晴らしい充足感を味わう事が出來ます。
毎日のちょっとした「おやつ」にあの大好きだった駄菓子屋さん「ごっこ」が出來ると、それだけでも樂しいものです。
レトロの中に温かさを
駄菓子屋さんが懐かしい思い出であるのと同じ様に、私にとっては時代の最先端よりも少し昔の雰囲氣の方が居心地が良いのです。
これはホテルや旅館等を考えれば解り易いのですが、傳統的な造りをしているものは和室であっても洋間であっても須らく昔の雰囲氣を大事にしております。
それと同じく人間、鳥渡古めかしい方が安らぎを覺えるものだと思います。
そこで今一つ作った物がこちらでございます。
これは総工費数百圓で造った昔のテレビを模したモニターフレームで、題して「レトロテレビジョンフレーム」であります。
額縁に木材を組み合わせて造った簡単な構造の代物です。
詳しい製作につきましては下記リンクよりご覧戴ければと思いますが、この一見しょうもなさそうな物が意外と日々の暮らしに潤いを與えるものでございます。
クイズ 何を造っているんでしょうか!?|くつろぎぶた|note
イマドキはテレビもつまらなくなったので専ら動画サイトやビデオを観ているものでございまして、そんな時にこの「レトロテレビジョンフレーム」を活用すると當時の雰囲氣も出てより一層面白くなるものでございます。
パソコンモニターの色調を設定して敢えて白黒で見てみると面白いものです。
画面だけでなく物全軆として見るのもまた一興であります。
やっぱりこの雰囲氣です。
小さなブラウン管のテレビをみんなで囲んで友達と冒險したあの頃の思い出が蘇ります。
毎日が樂しかったあの頃、時には思い返してみても良いのではないでしょうか…。
物にも血の通っていたあの頃
今はあらゆる物が溢れている時代です。
それこそ何でも手に入る様になりました。
しかし、それに合わせて物の価値も少しづつ下がってきてしまい、殆どの物が造られては壊れ、そして捨てられてゆく「使い捨て」になりつゝあります。
それに比例するかの如く、生活家電を始めとしたあらゆる物が無味乾燥としているのであります。
尤もイマドキは何でも「安い事」に最も重きが置かれておりますれば、製品のデザインなど賣り手も賈い手も二の次なのでございましょう。
勿論、製品の機能や性能は日々向上しております。
しかし、その中で我々は何かを失い、そして忘れてしまったのではなかろうかと存じます。
私も昭和の生まれでございまして、この古いテレビの様な物を使ってきた世代でありますが、昔の家電は今ほど高性能ではなくとも物に血が通っていた様でした。
一つ一つ職人さんが丹精込めて造ったデザインで各々がどこかしらにこだわりを持っていた製品が澤山並んでおりました。
それが今日「レトロ」と称されているのかもしれませんが、私の如き古い人間にとっては現代社會が余りにも冷たく、無機質的で「一寸した面白さ」が無くなっていっている様に思えるのであります。
そんな中で日々の暮らしを營んでいくと知らず知らずのうちにその「つまらなさ」に呑まれていってしまうのではなかろうか…。杞憂かもしれませんが、その様に考えてすらおります。
ですので日々の暮らしに、ほんの少しずつ何か潤いの有る物が必要なのではなかろうかと思うのであります。
冷たいものの中に温かさを、無ければ自分で作れば良いのです。
血の通った物を身近に置いておくと毎日が少しずつ違ってくる様に思えます。
兎角自由氣儘なお一人様です。
斯くの如く愉しんでみるのが私なりの正解と考えております。
過去記事參考
今回の記事冒頭にご紹介した内容は下記リンクに詳しくございます。
もし何かの參考になれゝば幸いに存じます…。
仮設の机 - 一人を楽しむブログ (hatenablog.com)
洒落の一品 - 一人を楽しむブログ (hatenablog.com)
たった一人の貸切BAR - 一人を楽しむブログ (hatenablog.com)
玄関のDIY(前篇) - 一人を楽しむブログ (hatenablog.com)
お風呂の繪 - 一人を楽しむブログ (hatenablog.com)
便所は癒しの空間 - 一人を楽しむブログ (hatenablog.com)
DIYで囲炉裏を造ってみた。 - 一人を楽しむブログ (hatenablog.com)
お部屋のカスタマイズ(後篇) - 一人を楽しむブログ (hatenablog.com)