一人を楽しむブログ

孤独ならぬ御一人様を愉しむ為の備忘録。

お手製マイクロバブル發生器

お題「#おうち時間

 

 

遅く起きた今朝は朝湯に入りました。
折角の休みの日なので、たまにはこうしたのんびりした朝も惡くありませぬ。

 

そこで活躍したのが、この手造りの「マイクロバブル發生機」
名附けて『湯白白1號(タオパイパイいちごう)』

試作機にして先行量産機であります。

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ピンキーカラーがチャームポイント!

美容と健康に良いとされている「マイクロバブル」を湯船に發生させる機械でありまして、使うとお湯が微妙に白くなるのでこう命名致しました。

 

数年前にお風呂の残り湯を洗濯機に移し替えるバスポンプを流用して造った代物ですが、中々にして重宝しております。

泡のお風呂のポータブル♪

その昔、私が御幼少の頃、或る企業が「お風呂で泡の出る機械」を開發して珍妙なコマーシャルメッセージを以って大々的に賣り込んでいました。
テレビを点ければ必ずと言って良い程見かけたあのCMで有名な企業、藥事法違反と特定商取引法違反と云う末路を辿り散々なものだったのですが、商品の原理そのものやアイデア自体は決して惡くないと思い、自分なりに工夫して造り上げた物でありました。

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圖解・マイクロバブル發生器

ここでキモになるのがこの圖中の「アスピレーター」と云う部品。
本來は科學實驗で減圧状態を作り出す用途で用ゐられる器具なのでありますが、この機能を利用すれば微量な空氣を流体中に混入させる事が可能であるからして、その応用で湯船の中にマイクロバブルを發生さす事が出來るのであります。

 

このアスピレーターを使ってマイクロバブルを得る方法は色々な方がそれぞれの工夫を以って實践していらっしゃいますので、より詳細をお知りになりたい方はそれら諸先輩方の記事をご參照戴ければと思います。

 

多くの方は水道の蛇口に取り附ける方法を採られておりますが、私は長湯の上に二度湯・三度湯は當たり前なので、それでは泡を出す度に水道代と瓦斯代が嵩んでしまいます。
そこでお風呂の湯を循環させる方法を考えた次第でありまして、かの企業が開發したあの商品を思い出したのであります。

製作の要点

まずアスピレーターでありますが、最も故障し難い丈夫な金属製の物を使用します。
それをバスポンプに繋げる為に徑の事なる管材が必要になります。
そこで一つは水道用のビニールホース(内徑15mm)を使い、もう一方は100均ショップで賈ってきた筋トレ用のゴムチューブを流用します。それがアスピレーターの管の徑にピッタリフィットであります。

 

更にアスピレーターに空氣を吸入させる方へ管を取り附けるのですが、これは微妙な調整が必要なのでありまして、送氣量が多過ぎればボコボコと大きなアブクが出るだけであり、少な過ぎては何も出てこないのであります。
そこで、この空氣の微調整を行う為に観賞魚用エアポンプの附属部品であるコックを用います。
このコックで以って空氣の量を調整して使うのでありますが、一度調整すればほぼ間違いなく動作します。

實際に使ったところ…

残念乍ら湯氣と湿氣と「余計なモノが寫る危險性」の為、使用場面の撮影が上手く出來ませんでしたが、この機械を数分間動かすと湯船の底が霞む程度に湯が白くなります。
よく見ると細かな泡が漂っているのでありまして、この状態で入浴する訳であります。
ポンプの出力が弱いので、日帰り入浴施設等でよく見かける白濁とした湯にはなりませんが、これでも効果は充分であります。

 

本當は業務用水中ポンプを使えばより性能も向上したかと存じますが保管と取扱に難が有る為、断念致しました。

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『湯白白1號』の使ひ方

尚、水場で使う機械なので電源器で電圧を下げてありますが萬々が一の感電事故を防ぐ為に湯船に入る直前に動かし、完全に停止させてから入浴する様に致しております。
1回の稼働時間は凡そ3分から5分程度です。

 

送氣が上手く出來ていると「シュウシュウ…」と云った感じの音と共に吐水口からマイクロバブルが出てきます。
風呂の湯を循環させる方法なので幾ら使っても微小の電氣代程度で濟みます。
さり氣無くポンプ本体に湯をろ過するフィルターが入っているので風呂の湯も綺麗になります。

 

このアスピレーターを巧く機能させるにはポンプの吐水圧が最も重要なのであります。
吐水量でないところが注意です。
私は最も給水時間が短く、且つ距離の離れた位置に送水出來るバスポンプを選びました。
(性能としては送水距離最長10m、揚程3m以内、零距離での給水時間65ℓに對して約3分未満)

効能?

君タチの中にも泡の出ているお風呂に入った事が有る人が居るDAろう?

専門的な事はともかく、マイクロバブルは氣泡が水圧で圧縮されている状態であるからしてその内部は高温になっているらしく、保温効果が期待出來るとの事です。
更に毛穴の奥の皮脂や垢を浸透圧の関係で吸い上げてくれるとか言われております。
また、湯の温度が高いほどマイクロバブルが發生し易くなるらしいのです。

 

 

なるほど入った後の湯を見ると湯船に色々浮いているのであります。
おまけに体も温まります。

 

こう見えても「肌が綺麗」と言われる事が「ごく稀に頻發」しております。
見えないところで日々精進なのです。

 

本當にこの機械でちゃんとした効果が實証されているのか甚だ疑わしき事でありますが、それはソレ。個人的な樂しみで使っておりますので…

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何の問題も無いよね?

さて、今日も「魚を咥えた野良猫を裸足で追いかける」様な良い天氣でありますが、如何お過ごしでしょうか?
非常事態宣言を明けたと雖も未だ先行き不鮮明なれば、こう云う時程油断大敵なのであります。
然して今日も「おうち時間」は好調の様であります。