※新手のチェーン店ではありません。
先日、チリ紙や便所紙を殺氣立ち血眼になって賈い漁る群衆に混じって一人お風呂の入浴剤と髭剃りの後に附けるローションと肩に貼る膏薬を賈って參りました。
藥屋さんの中の殺伐とした雰囲氣の中で私一人だけ何やら途方も無い場違いな感じがしておりました…。
さて、今日は4年に一度の2月29日。
何かこう特別な日に感じましたので普段なかなかやらない様な事をやってみようと思った次第。
そこで、とりあえず4年に一度の29日なので肉でも焼いてみようかと…。
塩、胡椒を肉に刷り込み下味を附けて油を敷いた鉄板で焼きます。
ステーキソースを絡めて出來上がりのシンプルな物です。
ステーキはそうそうこだわらなければ、そこまで難しいモノでもないのであります。
材料費が少々かかりますが、それでもお店で食べるよりは安く濟みます。
おうちで手輕に出來るのです。
ステーキ皿で作る、おうちの中の本格派
こう云うちゃんとした物で作ってみるとなかなかにして樂しいものであります。
このステーキ皿は鋳物で出來ており、熱を逃がさず肉を旨く焼ける上に鐵分を摂取出來るスグレモノであります。
2枚入りでハンドル附き。お得です。
このステーキ皿ですがステーキのみならず時にポークソテー、ハンバーグ、或いは焼きそば等、色々に使えるのが便利です。
我乍ら良い物を賈いました。
やはり出來たてのステーキと云うのは格別なものです。
ジュージューと威勢の良い音を立てて食卓に上がります。
勿論、野菜もお忘れ無く…。
ステーキと一緒にニンニクやミックスベジタブルも炒めております。
近頃は粗末なお店が多く、こうしたステーキには巡り會う機會が少なくなりました。
折角なので樽のカタチをしたコップで酒でも呑む事に致しました。
お店のフインキを愉しむ
斯くの如き鳥渡した贅沢と云うのは、實は手輕に家の中で出來るものであります。
自分だけの贅沢なひと時をこうして愉しむのは誠に宜しき事でございます。
今回は普段使っている囲炉裏のテーブルで食べましたが、今度は尚一層フインキの出る工夫をしてみようかと存じます…。
密かに賈っておいたステーキ皿が活躍しましたが、こうした一寸した良い物が一人を愉しむ暮らしに花を添えるものであります。
一寸した良いもので一寸した良い時間を自分自身の一寸した愉しみの為に…。
そこには妙な文句を書いた貼り紙も必要無いのであります。